IBM Cloud ブロック・ストレージの概要

IBM Cloud™ ブロック・ストレージでは、さまざまな IOPS (1 秒当たりの入出力操作数) レベルで 20 GB から 12 TB の範囲のサイズの iSCSI ブロック・ストレージ LUN が提供されます。

ブロック・ストレージの IOPS オプション

ブロック・ストレージの IOPS は、「エンデュランス」の IOPS Tier、または「パフォーマンス」のカスタム割り振り IOPS としてプロビジョンできます。

「エンデュランス」を選択すると、ボリュームは、I/O 密度 (GB 当たり 0.25、2.0、4.0、および 10.0 IOPS) ごとに定義された 4 つの Storage Tier のいずれかでプロビジョンされます。ここで、最初の Tier のみが回転ディスク上にあり、残りの Tier はフラッシュ・ストレージ上にあります。

「パフォーマンス」を選択すると、ストレージ・ボリューム・サイズを選択したり、ボリューム上で処理できる IOPS の総数を個別に選択したりすることができます。 IOPS は、100 の増分で提供され、単一ボリューム当たり最小 100 から最大 48,000 までの範囲で選択できます。 ただし、すべての範囲の IOPS 値をすべてのボリューム・サイズで使用できるわけではありません。

選択可能な IOPS の範囲は、定義済みの LUN ボリューム・サイズごとに存在します。ボリュームが小さくなると、最大 IOPS が小さくなります。 逆に、ボリュームが大きくなると、最小 IOPS が大きくなります。容量範囲に対して選択可能な IOPS について詳しくは、https://console.bluemix.net/docs/infrastructure/BlockStorage/index.html#provisioningIBM Cloud ブロック・ストレージの資料を参照してください。

ターゲット容量および I/O ストレージ密度の目標の作成

IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud 実装の計画時に、プロビジョニングするストレージで予定されている用途を確認し、要件からターゲット容量および予想される I/O ストレージ密度を判別します。標準的なお客様環境では、データ・センターには複数の Tier のストレージおよび使用プロファイルがあり、Tier ごとに合計容量に対するパーセンテージを定義しています。

IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud インフラストラクチャーの実装を計画する場合、複数のストレージ・ボリュームをプロビジョンして、それらを結合した容量で、必要な容量と IOPS の目標を達成できるようにします。 IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud は、ディスク・グループに割り振られた複数のボリューム全体に入出力ワークロードを分散します。この際、できるだけ 4 の倍数が使用されるようにします。例えば、4 つの 500 GB LUN をプロビジョンし、各 LUN が 4000 IOPS を供給することで、ディスク・グループとして 2 TB および 16,000 IOPS を提供するとします。 このプロビジョンは、GB あたり 8 IOPS のストレージ密度になります。これは、Tier 型サービス・クラスで目標としていた要件です。

あるいは、8 個の 250 GB ボリュームを使用して、各 LUN が 2000 IOPS を供給する場合も、同じ GB 当たりの IOPS の要件を満たします。 ちょうど 4 の倍数のディスク数では要件が満たされない場合は、2 の倍数のディスクを使用することもできます。ディスク・グループは、グループ内のディスク数を奇数にしてプロビジョンすることはできません。

実装環境用のストレージをプロビジョンする前に、ディスク・グループ内のボリュームに必要となる、適切な数、サイズ、および IOPS を判別できます。 パフォーマンス・ストレージでは、LUN 当たりの容量および IOPS の両方の選択における柔軟性が大幅に大きくなります。 ただし、特定の Storage Tier のストレージが必要な場合は、エンデュランス・ストレージを使用することでソリューションが簡素化される可能性があります。 IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud は、両方のオファリングについて、ディスク・グループ内で構成された LUN の容量および IOPS を集約するため、両者を交互に使用することもできます。